薬剤師の転職、履歴書に書くEメールアドレスの正しい書き方と選び方
現代の薬剤師の転職活動において、応募先との連絡はEメールで行われるのが主流です。履歴書に記載するEメールアドレスは、単なる連絡先としての役割だけでなく、あなたの第一印象やビジネスマナーを示す要素の一つにもなります。この記事では、薬剤師の転職活動にふさわしいEメールアドレスの選び方から、履歴書への正しい書き方、そして絶対に守るべき注意点までを詳しく解説します。
転職活動に適したEメールアドレスの選び方
まず、どのようなEメールアドレスを転職活動で使うべきかについて解説します。結論から言うと、GmailやYahoo!メールといった、無料で取得できるフリーメールアドレスを使用するのが最も一般的で、全く問題ありません。これらのサービスは、パソコンやスマートフォンなど、様々なデバイスから手軽にアクセスできるため、外出先でも迅速に連絡を確認でき、転職活動に適しています。
一方で、携帯電話会社が提供するキャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jpなど)の使用は、避けるのが無難です。企業から送られてくる重要なメールが、キャリアメール独自の迷惑メールフィルターによって受信できなかったり、添付されたファイルが正常に開けなかったりするリスクがあるためです。普段使いのアドレスとは別に、転職活動専用のフリーメールアドレスを一つ取得しておくと、重要な連絡の見落としを防ぎ、情報管理がしやすくなるためおすすめです。
アドレスの文字列はビジネスシーンを意識する
Eメールアドレスの@より前の文字列は、採用担当者の目に触れるものです。そのため、ビジネスシーンにふさわしい、シンプルで分かりやすいものにしましょう。ご自身の氏名(フルネームや姓、名)と数字(誕生日など)を組み合わせたものが、最も一般的で好印象です。「taro.yakuzaisi.1234@email.com」のように、誰のアドレスかが明確に分かるものが理想的です。
反対に、好きなキャラクターの名前やペットの名前、意味のない単語の羅列など、プライベートな趣味が強く反映されたアドレスや、ふざけていると受け取られかねないアドレスは、社会人としての常識を疑われる可能性があるため、絶対に避けましょう。
履歴書への丁寧な書き方
履歴書には、氏名や住所など基本情報を記入する欄に、Eメールアドレスを記載するスペースが設けられています。手書きで記入する場合は、採用担当者が読み間違えることのないよう、一文字一文字を丁寧に、ブロック体で書くことを心がけましょう。特に、「l(エル)」と「1(いち)」、「o(オー)」と「0(ゼロ)」、「-(ハイフン)」と「_(アンダーバー)」といった紛らわしい文字は、意識して明確に書き分けることが重要です。パソコンで作成する場合は、コピー&ペーストを活用して入力ミスを防ぎましょう。
在職中の方が特に注意すべきこと
現在、いずれかの企業や医療法人に在職中の方が転職活動を行う上で、絶対に守らなければならないルールがあります。それは、「現職の会社のメールアドレスを絶対に使用しない」ということです。会社のメールアドレスは、あくまで業務目的で貸与されているものであり、それを私的な転職活動に利用することは公私混同にあたります。情報漏洩のリスクがあるだけでなく、会社のコンプライアンス規定に違反する行為であり、万が一発覚した場合、重大な問題に発展しかねません。必ずプライベートのメールアドレスを使用してください。