薬剤師の転職、履歴書の日付は「面接日」で正解！提出方法別のマナー解説

薬剤師の転職活動で履歴書を作成する際、用紙の一番右上に設けられている「日付」の欄。何気なく記入してしまいがちなこの項目ですが、実は「いつの時点の日付を書くのが正しいのか」という、明確なビジネスマナーが存在します。特に、面接当日に持参する場合は、その日付をいつに設定すべきか迷う方も多いでしょう。この記事では、採用担当者に丁寧で配慮のできる人物であるという印象を与えるための、履歴書の日付の正しい書き方について、提出方法別に詳しく解説します。

履歴書に書く日付の基本的な考え方

履歴書に記載する日付は、多くの方が誤解しがちな「書類を作成した日」ではありません。正しくは、その応募書類を「提出する日」の日付を記載するのが、社会人としての絶対的なルールです。履歴書は、その提出日現在におけるあなたの経歴や状況を証明する公的な書類である、と捉えるのがその理由です。したがって、履歴書をいつ作成したかにかかわらず、実際に相手に提出するアクションを起こす日の日付を記入する必要があります。

面接当日に直接手渡しする場合

応募先企業や医療機関の面接に履歴書を持参し、採用担当者に直接手渡しする場合、記載すべき日付は、まさにその「面接日」当日となります。面接の前日に応募書類一式を準備した場合でも、日付の欄だけは空けておき、当日の朝に記入するのが最も丁寧な対応です。

パソコンで作成した履歴書を持参する場合も同様に、面接日当日の日付にデータを修正してから印刷し直しましょう。この細やかな配慮が、あなたの真摯な姿勢を伝えることに繋がります。

郵送で提出する場合

履歴書を郵送で提出する場合は、「郵便ポストに投函する日」または「郵便局の窓口に持ち込む日」の日付を記載します。例えば、10月10日に履歴書を完成させたとしても、実際にポストに投函するのが10月12日であれば、履歴書の日付は「令和7年10月12日」としなければなりません。

メールやWebフォームで提出する場合

近年増えている、Eメールへの添付や、企業の応募フォームからデータをアップロードして提出する場合も考え方は同じです。この場合は、メールを「送信する日」や、フォームの「応募を完了する日」の日付を記載します。

年号の統一とその他の注意点

日付を記入する際の年号は、西暦（例：2025年）と和暦（例：令和7年）のどちらを使用しても構いません。ただし、生年月日や学歴・職歴欄など、履歴書に記載するすべての年号表記を、どちらか一方に必ず統一することが重要です。表記の混在は、注意力散漫という印象を与えかねません。

また、古い日付のまま提出してしまうと、「他の企業に応募したものを使い回しているのではないか」と、志望度が低いと判断されてしまう可能性もあります。薬剤師に求められる正確性や注意深さを示すためにも、日付の記載には細心の注意を払いましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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