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薬剤師の転職、転職回数が多い職務経歴書で好印象を与える書き方

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薬剤師の皆様が転職活動を行う際、これまでのキャリアで複数の薬局や病院を経験されてきた方の中には、「転職回数が多いと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうのではないか」と、職務経歴書の書き方に深く悩んでしまう方も少なくないでしょう。しかし、多様な環境で経験を積んできたことは、見方を変えれば、あなたの「適応能力の高さ」や「経験の幅広さ」を示す大きな強みとなり得ます。この記事では、転職回数の多さをネガティブな要素ではなく、あなたならではの価値として伝えるための、職務経歴書の書き方のポイントを詳しく解説します。

採用担当者が懸念するポイントを理解する

まず、なぜ採用担当者が転職回数の多さに注目するのか、その背景を理解することが重要です。採用担当者が懸念しているのは、過去の転職回数そのものではなく、その背景にある「またすぐに辞めてしまうのではないか」という、定着性への不安です。また、「忍耐力に課題があるのではないか」「明確なキャリアプランがないのかもしれない」といった、仕事への姿勢や計画性についても確認したいと考えています。職務経歴書では、これらの懸念を払拭し、今回の転職が前向きで計画的なものであることを示す必要があります。

すべての転職に一貫した「キャリアの軸」を示す

複数の職場を経験してきたあなたのキャリアを、単なる職場の羅列に見せないためには、すべての転職に一貫した「キャリアの軸」や「ストーリー」を持たせることが極めて重要です。職務経歴書を作成する前に、まずはご自身のキャリアを振り返り、「なぜ自分は転職を繰り返してきたのか」を自己分析してみましょう。

そこには、「より専門性の高い〇〇領域を極めるため」「マネジメント経験を積むため」「在宅医療という新たな分野に挑戦するため」といった、あなたなりの一貫した目的があったはずです。このキャリアの軸を明確にし、職務経歴書全体を通じて、それぞれの転職がその目的を達成するための前向きなステップであったことを、説得力を持って示すことが、採用担当者の納得感を引き出す鍵となります。

冒頭の「職務要約」でキャリアの全体像を伝える

採用担当者は非常に多忙であり、職務経歴書の冒頭に記載された「職務要約」を読んで、続きを読むかどうかを判断すると言っても過言ではありません。転職回数が多い方こそ、この職務要約を戦略的に活用すべきです。

ここでは、単に時系列で経歴を並べるのではなく、あなたのキャリアの軸を最初に提示します。例えば、「薬剤師として10年間、常に患者様一人ひとりに寄り添う地域医療の実践を追求してまいりました。総合病院門前の薬局で多様な処方箋に対応するスキルを磨いた後、在宅医療の専門性を高めるために〇〇薬局へ移り、多職種連携の経験を積みました」というように、転職を通じてご自身がどのように成長してきたのかという物語を簡潔に伝えることで、採用担当者はあなたのキャリアに対する一貫性と目的意識を理解することができます。

経験をスキルごとに整理する「キャリア式」の活用

転職回数が多い場合、一般的な時系列(編年体形式)で職務経歴を記載すると、どうしても職場の多さが目立ってしまいがちです。そのような場合に非常に有効なのが、ご自身の経験やスキルを「職務分野」ごとにまとめて記載する「キャリア式」という形式です。

例えば、「調剤・服薬指導経験」「在宅医療経験」「マネジメント経験」といったカテゴリーを設け、それぞれの分野で、どの職場でどのような経験を積んできたのかをまとめて記載します。これにより、採用担当者の視点を「転職回数の多さ」から「スキルの豊富さ」へと転換させ、あなたの多角的な能力を効果的にアピールすることが可能になります。

経歴を偽らず、誠実な姿勢で伝える

最後に、最も重要なことは、不利になるかもしれないという不安から、ご自身の職歴の一部を意図的に省略したり、在籍期間を偽ったりすることは絶対にしてはいけない、ということです。これらの行為は「経歴詐称」にあたり、発覚した際には内定取り消しや懲戒解雇といった、極めて重大な事態を招きます。転職回数の多さという事実は変えられません。大切なのは、その事実を正直に認めた上で、そこから得た学びや成長を、自信を持って前向きに語る誠実な姿勢です。その姿勢こそが、採用担当者からの信頼を勝ち取るための最も確実な道です。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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