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年俸制での転職。薬剤師が知っておくべき給与交渉のポイント

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薬剤師として転職活動を行う中で、「年俸制」という給与体系の求人を目にする機会も増えてきているのではないでしょうか。月給制とは異なる特徴を持つ年俸制ですが、転職に際して「給与交渉」はどのように進めれば良いのか、気になる方もいらっしゃるかもしれません。

年俸制とは? まずは仕組みを理解する

年俸制とは、その名の通り、年間の給与総額をあらかじめ決定する制度です。一般的には、その年俸額を12分割(あるいは14分割、16分割など、賞与相当分を含む場合もあります)した金額が毎月支払われます。月給制と異なり、年間の収入が事前に確定しているという安定感がある一方で、賞与の有無や残業代の扱いなどが企業によって異なるため、その仕組みを正しく理解しておくことが重要です。

年俸制でも「給与交渉」は可能なのか?

では、年俸制の場合、「給与交渉」は可能なのでしょうか。結論から言えば、特に薬剤師のような専門職の中途採用(キャリア採用)においては、年俸制であっても「給与交渉」の機会があるのは一般的です。企業側も、応募者のこれまでの経験やスキル、即戦力としての価値を評価して年俸額を提示するため、その金額について協議する余地は十分にあります。ご自身の価値を正当に評価してもらうための大切なプロセスとして、交渉を前向きに捉えることができます。

交渉のタイミングはいつが適切か

年俸制における給与交渉のタイミングは、基本的には月給制の場合と同様です。最も一般的で交渉が進めやすいのは、「内定の通知を受けた後、入社承諾をする前」のタイミングです。企業側が採用の意思を固めた後であれば、具体的な条件面のすり合わせに入りやすくなります。面接の初期段階で年俸額の話ばかりを切り出すのは避けた方が賢明です。

年俸制ならではの「給与交渉」のポイント

年俸制の「給与交渉」に臨む際には、月給制とは異なる、年俸制特有の注意点があります。

年俸に含まれる「内訳」を必ず確認する

提示された年俸額が、何を含んでいるのかを詳細に確認することが最も重要です。例えば、賞与(ボーナス)が含まれているのか、含まれていないのか。また、一定時間分の残業代(みなし残業代・固定残業代)が含まれているのかどうか。もし含まれている場合、それは何時間分に相当するのか、そしてそれを超える残業が発生した場合の扱いはどうなるのか。年俸の「総額」だけでなく、こうした「内訳」を正確に把握しなければ、入社後に「思っていた収入と違う」という事態になりかねません。

評価・昇給(年俸改定)の仕組みを確認する

年俸制の場合、翌年以降の年俸がどのように決定されるのか、その評価制度や昇給(年俸改定)の仕組みを確認することも非常に重要です。年に一度の評価に基づいて改定されるのか、具体的な評価基準は何なのか、昇給の可能性はどの程度あるのか。将来的な収入の見通しを立てるためにも、この点は必ず確認しましょう。

ご自身の市場価値と貢献度を根拠に示す

交渉の際には、単に希望額を伝えるだけでなく、「なぜ、その年俸額が妥当だと考えるのか」という客観的な根拠を示すことが不可欠です。ご自身のこれまでの経験やスキル(専門薬剤師資格、マネジメント経験など)、そして現在の転職市場におけるご自身の市場価値を踏まえ、入社後にどのように貢献できるかを具体的に説明することが、説得力のある交渉につながります。

年俸制の「給与交渉」における難しさ

年俸制の「給与交渉」には、特有の難しさもあります。内訳が複雑であったり、評価制度が不明確であったりすると、交渉の基準が曖昧になりがちです。また、年俸制を採用している企業の給与水準や交渉の実態に関する情報が少なく、ご自身の希望額の妥当性を判断するのが難しい場合もあります。

転職エージェントが「給与交渉」をサポート

こうした年俸制特有の「給与交渉」に関する不安や難しさを解消するために、転職エージェントを活用するという選択肢があります。薬剤師専門の転職エージェントは、業界の給与相場や、年俸制を採用している企業の給与体系(内訳や評価制度の実態)に関する情報を持っている場合があります。ご自身のスキルや経験の客観的な市場価値を評価し、それを基にご自身に代わって企業側とのデリケートな「給与交渉」を行うことができます。

納得のいく条件で新たなキャリアを

年俸制は、その仕組みを正しく理解し、ご自身の価値が適切に評価されれば、魅力的な給与体系となり得ます。提示された条件の内訳や将来性をしっかりと確認し、納得のいく条件で新たなキャリアをスタートさせるために、専門家のサポートを活用することも検討してみてはいかがでしょうか。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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