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病院面接の「入退室」マナー。薬剤師の「丁寧さ」が伝わる所作とは

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薬剤師の転職活動において、「病院」での面接は、調剤薬局やクリニックとはまた異なる独特の緊張感があるものでございます。応募先の病院が大きければ大きいほど、受付の場所や面接室までの導線も複雑になりがちで、「入退室」の基本的なマナーに加えて、病院という場所ならではの配慮が求められます。

面接官である薬剤部長や人事担当者は、皆様の受け答えだけでなく、その一連の所作(しょさ)にも厳しく注目しております。病院という「医療の現場」で働く者として、ふさわしい「丁寧さ」や「配慮」が身についているか。その第一印象が、入退室の瞬間に決まってしまうと言っても過言ではございません。

この記事では、病院での面接本番で慌てず、ご自身の「信頼感」をしっかりと伝えるための、基本的な「入退室」のマナーについて、具体的な流れに沿って詳しく解説いたします。

なぜ病院の面接で「入退室」マナーが重視されるのか

病院は、言うまでもなく「患者様が第一」の場所でございます。そして、薬剤師という職業は、患者様の命と健康に関わる医薬品を扱うため、日常業務において何よりも「丁寧さ」「正確性」「落ち着き」、そして「患者様や他職種への配慮」が求められます。

面接官が、皆様の入退室の所作を見た時、それがもし慌ただしく、雑なものであった場合、「この人は、もしかしたら病棟業務や監査、患者様対応においても、どこか配慮が足りないのではないか」と、無意識のうちに皆様の薬剤師としての資質と結びつけて判断してしまう可能性も、ゼロではございません。

入退室の一連の所作は、皆様が「病院」という組織の一員として、信頼に足る人物であるかどうかを示す、無言のプレゼンテーションなのでございます。

【入室編】第一印象を決める、入室から着席までの流れ

病院の面接における入室マナーも、基本は一般的なビジネスマナーに準じます。一つひとつの動作を、落ち着いて丁寧に行うことを心がけましょう。

ノックから入室まで

まず、待合室などで担当者に名前を呼ばれたら、面接室のドアの前まで進みます。ドアを「コン、コン、コン」と3回、強すぎず弱すぎない音でノックします。

室内から「どうぞ」「お入りください」という返事があったら、「失礼いたします」と室内に聞こえる声で述べ、軽く一礼(会釈)してからドアを開けて入室します。

ドアの閉め方と椅子の横への移動

入室したら、面接官の方に完全に背中を向けないよう、ドアの方に少し斜めに向き直ります。そして、ドアノブを持った手で、静かに、丁寧にドアを閉めます。「バタン!」と大きな音が立たないよう、最後まで手を添えて閉め切ることが、丁寧さを示す最初のポイントでございます。(※いわゆる「後ろ手」で閉めるのは厳禁です)

ドアを閉めたら、面接官の方に向き直り、一礼した後、用意された椅子の横(通常はドアに近い側)まで進みます。

最初の「挨拶」と着席のタイミング

椅子の横に立ったら、面接官の目を見て、ハキリとした声で挨拶をします。

「(ご自身の氏名)と申します。本日は、面接のお時間をいただき、誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします」

挨拶が終わったら、背筋を伸ばしたまま、最も丁寧なお辞儀(30度~45度)を、心を込めて行います。

ご自身の判断で先に座ることはせず、必ず面接官から「どうぞ、おかけください」と着席を促されてから、「失礼いたします」と再び軽く一礼し、着席します。カバンは椅子の脚元(利き腕と反対側)に自立させて置くのがマナーでございます。

【退室編】最後の印象を決定づける、退室までの流れ

面接がどれほど上手くいったと感じても、最後の「退室」マナーで気を抜いてはいけません。感謝の気持ちを込めて、最後まで丁寧な所作を心がけましょう。

面接終了の合図と感謝

面接官から「本日はこれで終了です」といった言葉があったら、まずは座ったまま、「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」と、感謝の気持ちを伝えます。その後、荷物をまとめ、立ち上がります。

退室の「挨拶」

立ち上がったら、入室時と同様に、椅子の横に立ち、面接官の方をしっかりと見て、改めて「本日は、誠にありがとうございました。よろしくお願いいたします」と述べ、深く一礼します。

ドアの前での一礼と最後の退室

ドアの前まで進み、退室する直前に、もう一度、必ず面接官の方に向き直ります。「失礼いたします」と述べ、丁寧に最後の一礼(会釈)をします。

静かにドアを開けて退室したら、部屋の外で面接官に背中を向けたままドアを閉める(=後ろ手)のではなく、必ずドアの方に向き直り、面接官に最後の会釈(えしゃく)をするくらいの気持ちで、静かに、丁寧にドアを閉めます。病院の建物を出るまでが面接である、という意識を持ちましょう。

「病院」ならではの注意点

基本的な入退室マナーに加え、病院での面接では、特に以下の点に配慮が必要です。

受付での振る舞い

病院は建物が大きく、総合受付なのか、薬剤部の受付なのか、あるいは人事課なのか、訪問すべき場所が分かりにくい場合がございます。事前に案内をよく確認し、当日は時間に余裕を持って行動することが大切です。

総合受付など、患者様と同じ窓口で声をかける際は、必ず患者様の応対が優先されることを理解し、スタッフの方の手が空いたタイミングを見計らって、穏やかに要件を伝えましょう。

院内での振る舞い

待合室や廊下は、言うまでもなく患者様やそのご家族がいらっしゃる空間です。大きな声での挨拶や、慌ただしい足音は厳に慎み、常に周囲の状況に配慮した、落ち着いた行動を心がけてください。皆様のその振る舞い全てが、選考の対象となっている可能性がございます。

転職エージェントが「病院面接」の不安もサポートします

頭では分かっていても、病院という独特の緊張状態の中で、こうした一連の流れをスムーズに行うのは難しいものでございます。

ご自身の「お辞儀」や「所作」が、相手にどう映っているかを客観的に知る機会も、なかなかないことでしょう。

私たち転職エージェントは、皆様の薬剤師としてのキャリアプランに最適な求人をご紹介するだけでなく、面接本番で皆様の魅力が最大限に伝わるよう、総合的なサポートを行っております。

応募先の病院の特性(「こちらの病院は受付が複雑ですので、早めの訪問が安心です」「薬剤部長の面接は、このような傾向がございます」など)といった、個人では知り得ない情報を提供できる場合もございます。

また、「模擬面接」の場では、皆様の受け答えの内容はもちろんのこと、こうした「入退室のマナー」や「お辞儀」のタイミング、カバンの置き場所といった細かな所作まで、面接官の視点で客観的に確認し、アドバイスをさせていただくことが可能です。

ご自身のマナーに自信が持てれば、面接本番でも余計な緊張をすることなく、本来の力を存分に発揮することができます。面接に関するどんな些細な不安も、どうぞお気軽に私達にご相談ください。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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