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面接に「リュック」で行ってもいい? 入退室で差がつく、薬剤師の持ち物マナー

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薬剤師の転職活動において、面接はご自身のキャリアを左右する重要な局面です。多くの方が、自己PRや志望動機といった「話す内容」の準備に万全を期されますが、面接官は、皆様が「どのような服装か」「どのような持ち物か」そして「それをどう扱うか」という、入室から退室までの一連の所作(しょさ)にも、厳しく注目しています。

特に、普段の通勤などで、両手が空き機能的な「リュック(バックパック)」を愛用されている方は、「面接というフォーマルな場に、リュックで行ってもいいのだろうか?」「もしリュックで行った場合、入退室の際にどう扱えばよいのか?」と、不安に感じられるかもしれません。

この記事では、薬剤師の皆様が面接本番で慌てず、洗練された印象を与えるための、正しい「入退室」と「リュック」の扱い方について、詳しく解説いたします。

そもそも、面接に「リュック」は適切か?

まず、結論から申し上げますと、面接というフォーマルな場においては、**リュックは「避けるのが無難」**です。

リュックは、その機能性やデザインにかかわらず、ビジネスシーン全般において、まだ「カジュアルなアイテム」と見なされることが多いためです。面接官によっては、「TPO(時・場所・場合)をわきまえていない」という、意図しない第一印象を与えてしまうリスクがあります。

薬剤師の面接において最も望ましいのは、A4サイズの書類が折らずに入り、床に置いたときに倒れずに「自立する」タイプの、黒や紺、茶色などの落ち着いた色の「ビジネスバッグ」です。

やむを得ず「リュック」で面接に行く場合の入退室マナー

とはいえ、現職からの退勤後に面接に向かうなど、どうしても荷物が多くなり、やむを得ずリュック(あるいは、それに近い形のバッグ)になってしまうご事情もあるかもしれません。

その場合、面接官にマイナスの印象を与えないために、何よりも重要なのが**「リュックの扱い方(所作)」**です。リュックであること以上に、「それをどう丁寧に扱うか」で、皆様の「配慮深さ」や「丁寧さ」が伝わります。

【入室編】リュックの正しい「持ち方」と「置き場所」

リュックで面接に臨む際、最も注意すべき「入退室」の流れを確認しましょう。

1. 建物に入る前に「手持ち」に切り替える(最重要)

これが最大のポイントです。面接会場の建物に入った時、あるいは受付や面接官の前に出た時に、**リュックを「背負ったまま」でいることは、絶対に避けなければなりません。**これは、非常にカジュアルでラフな印象を与え、重大なマナー違反と受け取られます。

コートを脱ぐのと同様に、**必ず「建物の外」でリュックを背中から降ろし、「手提げ(ハンドバッグ)」の状態に持ち替えます。**リュックに手提げ用の持ち手がない場合は、片方のショルダーベルトを束ねて持つなどし、だらりとさせないよう工夫します。

2. ノックから入室、椅子の横へ

入室の作法は、通常のビジネスバッグの場合と同じです。

ドアを3回ノックし、室内から「どうぞ」の声が聞こえたら、「失礼いたします」と一礼して入室します。

この時、リュックは利き手と反対の手(例えば、右利きなら左手)で「手持ち」しておくと、ドアの開閉や、その後の動作がスムーズです。

ドアを静かに閉めたら、面接官の方に向き直り、用意された椅子の横(ドアに近い側)まで進みます。

3. 挨拶は「リュックを持ったまま」

椅子の横に立ったら、リュックは床に置かず、「手持ち」したままの姿勢で、面接官の目を見てハキリと挨拶をします。

「(ご自身の氏名)と申します。よろしくお願いいたします」と挨拶し、深く一礼します。先にリュックを床に置こうとすると、動作が慌ただしくなりがちですので、まずは挨拶に集中するのがスマートです。

4. 着席と同時にリュックを置く

面接官から「どうぞ、おかけください」と着席を促されてから、「失礼いたします」と再び軽く一礼し、着席するのとほぼ同時に、持っていたリュックを置きます。

【置き場所と置き方】

置き場所は、**「ご自身が座る椅子の、脚元(あしもと)」(利き手と反対側)**が正解です。

リュックは自立しないものが多いため、だらしなく寝かせて置くのではなく、倒れないよう、椅子の脚にそっと立てかけるように置くと、コンパクトでスマートな印象になります。

絶対にやってはいけないのが、「空いている隣の椅子」に置くことです。それは応募先の備品であり、ご自身の荷物を置く場所ではありません。

【退室編】最後の印象を決める、「リュック」の扱い

面接が無事に終了し、退室する瞬間も、最後の印象を決める大切な場面です。

  1. お礼と立ち上がる準備面接終了を告げられたら、まずは座ったまま「本日はお忙しい中、誠にありがとうございました」とお礼を述べます。その後、立ち上がる準備として、床に置いたリュックを「手持ち」の形(利き手と反対の手)で持ち上げます。
  2. 椅子の横で一礼リュックを手に持ち、立ち上がります。そして、入室時と同様に、再び椅子の横に立ち、面接官の方をしっかりと見て、「本日は、誠にありがとうございました」と述べ、深く一礼します。
  3. 退室、そして建物の外へリュックを「手持ち」したまま、ドアの前まで進み、再度「失礼いたします」と一礼して退室します。そして、ここでも重要なのが、**面接室を出た直後や、その会社の廊下・エレベーターなどで、すぐにリュックを「背負い直さない」**ことです。建物を出るまでは、面接官や他の社員の方に見られている可能性があります。建物の外に出るまで、手持ちの状態を維持するのが、最後まで配慮の行き届いたマナーです。

薬剤師にこそ「丁寧な所作」が求められる理由

薬剤師という職業は、患者様の命と健康に関わる医薬品を扱うため、日常業務において何よりも「丁寧さ」「正確性」「清潔感」そして「周囲への配慮」が求められます。

面接にリュックを背負ったまま入室する、床に雑に置く、といった「所作」は、皆様のそうした内面的な資質が「行動」として表れたものと見なされます。「この人は、もしかしたら調剤業務や患者様対応においても、どこか雑な部分があるのではないか」と、無意識のうちに判断されてしまう可能性も、ゼロではないのです。

「リュックで大丈夫か」その不安、転職エージェントが解消します

「このリュックで大丈夫だろうか」「置き方はこれで合っているか」といった細かな不安は、面接本番での緊張や焦りにつながり、皆様の本来の力を発揮できなくさせてしまう原因にもなりかねません。

私たち転職エージェントは、皆様の薬剤師としてのキャリアプランに最適な求人をご紹介するだけでなく、応募先の社風(服装や持ち物に厳しいかなど)や、過去の面接の傾向といった、個人では知り得ない情報に基づいたアドバイスも可能です。

また、「模擬面接」の場では、皆様の受け答えの内容はもちろんのこと、こうした「入退室のマナー」や「リュック」を含めた荷物の扱い方といった細かな所作まで、面接官の視点で客観的に確認し、アドバイスをさせていただくことができます。

ご自身のマナーに自信が持てれば、面接本番でも余計な緊張をすることなく、本来の力を存分に発揮することができます。面接に関するどんな些細な不安も、どうぞお気軽に私達にご相談ください。

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ライト
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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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