【薬剤師の転職】コピペで使える!履歴書の添え状テンプレートと書き方マナー
薬剤師の転職活動で履歴書を郵送する際、応募書類に添える「添え状(送付状)」。採用担当者が最初に目にするこの一枚は、あなたの第一印象を決定づける重要な役割を担っています。しかし、いざ作成しようと思っても、ビジネス文書としてのマナーに沿って一から文章を考えるのは、意外と時間と手間がかかるものです。そこで役立つのが、基本的な構成が整った「テンプレート」です。この記事では、薬剤師の転職活動ですぐに使える添え状のテンプレートと、それをご自身の状況に合わせて効果的にカスタマイズする際のポイントを詳しく解説します。
添え状テンプレートの基本構成
テンプレートを正しく活用するために、まずはビジネス文書としての基本構成を理解しておきましょう。添え状は、A4サイズ1枚に、パソコン(Wordなど)を使って横書きで作成するのが一般的です。主に、①日付、②宛名、③差出人情報、④件名、⑤本文(頭語・挨拶・要件・結語)、⑥同封書類リスト、といった要素で構成されます。
そのまま使える!標準的な添え状テンプレート
ここでは、どのような応募先にも対応できる、最もシンプルで標準的な添え状のテンプレートをご紹介します。以下の内容をコピーし、ご自身の情報に書き換えてご活用ください。
令和〇年〇月〇日
(応募先企業名)
(部署名) 採用ご担当者様
〒XXX-XXXX
(あなたの住所を都道府県から正確に)
(氏名)
電話番号:(あなたの電話番号)
E-mail:(あなたのメールアドレス)
応募書類の送付につきまして
拝啓
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、〇〇(求人媒体名など)にて貴社(貴院・貴局)の薬剤師職の求人を拝見し、応募させていただきました。
つきましては、下記の応募書類を同封いたしましたので、ご査収くださいますようお願い申し上げます。
お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ぜひ一度、面接の機会をいただけますと幸いです。
敬具
記
・履歴書 1部
・職務経歴書 1部
以上
テンプレートのカスタマイズ方法とポイント
上記のテンプレートを、よりあなたの状況に合わせ、熱意の伝わる書類にするためのカスタマイズのポイントを解説します。
まず、「〇〇(求人媒体名など)にて」の部分は、あなたが求人を知った経緯に合わせて、「貴社採用サイトにて」や「転職エージェントよりご紹介いただき」など、具体的な情報に書き換えましょう。
さらに熱意を伝えたい場合は、本文に一文加えるのが効果的です。例えば、「拝見し、応募させていただきました。」の後に、「特に、地域医療への貢献を第一に掲げ、在宅医療に注力されている事業方針に深く共感しております。」といったように、企業研究を行った上で、どこに魅力を感じたのかを具体的に示すと、志望度の高さが伝わります。
経験や意欲をアピールする本文カスタマイズ例文
ご自身の経験や挑戦したい分野を簡潔にアピールすることで、採用担当者の興味を引き、職務経歴書をより注意深く読んでもらうきっかけを作ることができます。
経験者として即戦力をアピールしたい場合
「…応募させていただきました。私はこれまで5年間、がん専門病院にて抗がん剤の混合調製業務に従事してまいりました。この経験は、貴院のがん治療チームにおいて必ずやお役に立てるものと確信しております。」
未経験分野への挑戦意欲を示したい場合
「…応募させていただきました。調剤業務の経験はございませんが、DI業務への強い関心を持っており、これまで自主的に関連知識を学んでまいりました。ポテンシャルを重視してくださる貴社で、一日も早く貢献できるよう努力する所存です。」
テンプレートは、あくまで書類作成の時間を短縮するためのツールです。これを基に、あなた自身の言葉で熱意や誠意を表現することが、採用担当者の心を動かす最も重要なポイントであることを忘れないでください。