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薬剤師の転職、すぐ辞めた会社の職歴は書かないとNG?経歴詐称のリスクを解説

kusuri0530
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転職活動を進める薬剤師の方の中には、「数ヶ月で辞めてしまった会社の職歴は、書かない方が良いのではないか」「短い職歴は、かえって採用担当者に悪い印象を与えるかもしれない」と、その扱いに悩む方が少なくありません。ご自身の経歴を少しでも良く見せたいという気持ちは自然なことですが、意図的に職歴の一部を履歴書に記載しない行為は「経歴詐称」と見なされ、あなたのキャリア全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。この記事では、短期間で退職した職歴を履歴書に書かないことの重大なリスクと、その経歴を正直に伝えた上で、前向きなアピールに繋げる方法を解説します。

短期間の職歴でも「書かない」という選択は経歴詐称

まず最も重要な原則として、たとえ試用期間中であったり、在籍期間が1日であったりしても、雇用契約を結んで在籍した会社はすべて、履歴書の職歴欄に記載するのが社会人としての義務であり、基本的なマナーです。意図的にこの事実を隠し、記載しないという行為は、事実を偽る「経歴詐称」に他なりません。採用担当者は、短期離職の事実そのものよりも、応募者の「誠実さ」を厳しく見ています。嘘をつくという行為は、患者様の健康と命を預かる医療人として、最も大切な信頼性を自ら損なう行為であることを理解しなければなりません。

なぜ「書かない職歴」は必ず発覚するのか

「短い期間だから、きっとバレないだろう」という安易な考えは非常に危険です。職歴は、入社手続きの際に提出を求められる公的な書類によって、ほぼ100%の確率で明らかになります。具体的には、前職の会社名と退職日が記載されている「雇用保険被保険者証」や、厚生年金の加入記録がわかる「年金手帳」などを提出した際に、履歴書に記載のない職歴の存在が発覚します。

もし、この経歴詐称が発覚すれば、採用担当者からの信頼を完全に失い、内定は取り消されます。万が一、入社後に発覚した場合は、就業規則違反として「懲戒解雇」という最も重い処分が下される可能性も十分にあります。

短期離職の事実をポジティブな学びに変える伝え方

短期離職の経歴を隠すのではなく、正直に履歴書に記載した上で、その経験から何を得て、なぜ次のステップに進みたいと考えたのかを、前向きな言葉で伝えることが重要です。採用担当者が懸念しているのは、「私たちの組織でも、またすぐに辞めてしまうのではないか」という一点です。この不安を払拭するため、面接で説得力のある説明ができるように準備しておきましょう。

その際、「人間関係が悪かった」「聞いていた条件と違った」といった、他責的でネガティブな理由を述べるのは避けるべきです。そうではなく、「自身のキャリアプランと真剣に向き合った結果、新たな道に進むことを決意した」という、主体的でポジティブな理由に転換して伝えることが、円満なコミュニケーションの鍵となります。

前向きな退職理由の伝え方と例文

短い在籍期間であっても、そこで得た学びや気づきは必ずあるはずです。その経験が無駄ではなかったこと、そして次のキャリアに対する明確なビジョンがあることを示しましょう。

例えば、「前職のドラッグストアでは、OTC医薬品のカウンセリング販売を通じて、セルフメディケーションの重要性を深く学びました。その中で、より一人ひとりの患者様の治療に深く関わりたいという思いが強くなり、臨床の現場で専門性を高めることができる病院薬剤師の道に進みたいと考えるに至りました。短い期間ではございましたが、お客様の多様なニーズを的確に把握するための傾聴力を培うことができたと考えております。」

このように説明することで、短期離職が、キャリアプランを明確にするための重要な転機であったことを伝えることができます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
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