2025.11.10

薬剤師の皆様へ、帝京大学医学部附属病院への転職で知っておきたいこと

kusuri0530

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

帝京大学医学部附属病院は、東京都板橋区に位置し、500床を超える病床を持つ大規模な大学附属病院です。高度な急性期医療を担う中核病院として、救急医療や専門性の高い疾患の治療に力を入れています。薬剤師として、大学病院の安定した環境で、幅広い急性期医療と専門分野に携わり、最先端の知識を習得したいとお考えの方にとって、非常に魅力的な転職先の一つと言えるでしょう。

Contents

帝京大学医学部附属病院における薬剤師の役割と専門性
- 高度急性期医療とチーム医療への貢献
転職を有利に進めるための病院の魅力と条件
- 安定した待遇と充実した教育体制
転職エージェントを利用するメリット
まとめ

帝京大学医学部附属病院における薬剤師の役割と専門性

同病院は、内科系、外科系、小児科、産婦人科、救急科など幅広い診療科目を標榜しています。薬剤部は、「薬が患者さんに適切で安全に使用されるように」という理念のもと、医師や看護師などの多職種と連携を取りながら、高度な薬剤業務を行っています。

高度急性期医療とチーム医療への貢献

薬剤師の主な業務は、調剤、注射薬の調製、薬剤管理指導（病棟業務）、そして医薬品情報（ＤＩ）業務です。特に、大学病院ならではの以下のような分野で薬剤師の専門知識が求められます。

病棟業務の推進：患者さんが入院前に服用していた薬の情報を確認し、医療関係者と共有するほか、入院中もベッドサイドを訪れ、薬の名前、飲み方、効果、副作用などについて説明します。薬物療法が有効かつ安全に行われるよう、積極的に関与しています。
注射薬の安全管理：医師の処方箋に基づき、患者さんごと1施用ごとに注射薬の調剤を行います。また、無菌的な混合調製が必要な高カロリー輸液や抗がん剤については、クリーンベンチや安全キャビネットを使用して調製を行い、安全性を確保しています。
手術室での薬剤管理：麻薬、筋弛緩薬、向精神薬などの厳格な管理を行い、使用後の空アンプルや残液の確認を通じて、施用量に齟齬がないかの確認を行うなど、周術期の薬物管理に貢献しています。
チーム医療への参画：感染対策、栄養サポート（ＮＳＴ）、緩和ケア、褥瘡対策チーム、医療安全など、多職種と協働したチーム医療の一員として貢献しています。

転職を有利に進めるための病院の魅力と条件

帝京大学医学部附属病院は、大学病院としての安定した基盤と、充実した教育体制、そして大規模な病院ならではの福利厚生が魅力です。

安定した待遇と充実した教育体制

給与と賞与：給与は学校法人の規定に基づき、基本給に地域手当などが加算されます。経験者の方は前歴加算について要相談となり、賞与は年2回支給されます。安定した収入基盤のもとでキャリアを築くことができます。
住宅手当：支給要件はありますが、住宅手当が支給される制度があります（入職5年目まで、かつ30歳以下の方に月上限28,000円までなど）。
勤務体制：平日は8時30分から17時00分（溝口病院は9時00分から17時30分）、土曜日は午前勤務が基本です。当直・休日日直勤務がありますが、年間休日が確保されています。
教育・研修制度：大学病院として、高度な急性期医療に必要な専門知識を深めるための教育体制が充実しています。専門薬剤師や認定薬剤師の資格取得を目指す薬剤師にとって、最適な環境とサポートがあります。

転職エージェントを利用するメリット

帝京大学医学部附属病院のような大規模な大学病院への転職は、選考が厳しく、多くの情報が錯綜するため、転職エージェントの利用が成功への鍵となります。

非公開求人の入手：競争率の高い大学病院の求人は、一般には公開されない非公開求人としてエージェントが保有している場合があります。
選考対策のサポート：選考方法には、書類選考のほか、適性検査や面接が含まれます。エージェントを通じて具体的な試験対策や、応募書類作成のアドバイスを受けることで、採用の可能性を高めることができます。
給与・条件交渉の代行：ご自身の高度な専門知識やスキルを最大限に評価してもらうための給与交渉や、当直・休日日直勤務の実態など、その他の勤務条件について、専門的な立場で病院側と交渉を代行してもらえます。