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東京慈恵会医科大学附属病院(慈恵大学病院)の薬剤師採用情報|「病気を診ずして病人を診よ」の精神を薬学で実践する

kaitori

「病気を診ずして病人を診よ」— この言葉は、東京慈恵会医科大学の建学の精神として、140年以上にわたり全ての医療スタッフに受け継がれてきた、医療の原点とも言える理念です。それは、単に病気のデータや症状だけを診るのではなく、患者さん一人ひとりの背景や生活、そして心にまで深く寄り添う医療を意味します。

この慈恵の精神を、薬物療法の専門家として実践する。それが、慈恵大学病院で働く薬剤師の使命であり、誇りです。

この記事では、患者さん中心の温かい医療と、最先端の大学病院としての機能を両立する慈恵大学病院で、薬剤師として働くことの魅力、その専門的な業務内容、そしてキャリアを築くための環境について詳しくご紹介します。

慈恵の建学の精神「病気を診ずして病人を診よ」と薬剤師の役割

慈恵大学病院の薬剤師は、薬の専門家である前に、一人の人間として患者さんと向き合うことを何よりも大切にしています。

服薬指導においては、薬の効果や副作用を一方的に説明するだけではありません。患者さんの生活リズムや食事、家族構成、そして治療に対する不安な気持ちなどを丁寧にヒアリングし、その人にとって最も良い薬物療法とは何かを、共に考えます。

また、医師や看護師とのチーム医療においても、薬剤師は薬学的知見を提供するだけでなく、患者さんから得た情報を共有し、チーム全体で「病人を診る」医療を実践するための重要な役割を担っています。

首都圏4病院で展開される、多様な薬剤師の活躍の場

慈恵大学病院の薬剤師は、「学校法人慈恵大学」の職員として採用され、本人の希望や適性に応じて、それぞれに特色を持つ首都圏の4つの附属病院でキャリアを築いていきます。

  • 附属病院(本院・東京都港区西新橋): 慈恵医大の中核として、高度急性期医療を担い、複雑で難易度の高い症例が集まる、日本の医療をリードする病院です。
  • 葛飾医療センター(東京都葛飾区): 城東地区の中核病院として、救急医療や地域医療支援に力を入れています。
  • 第三病院(東京都調布市): 多摩地区の医療を支え、地域に根差した急性期医療を提供しています。
  • 柏病院(千葉県柏市): 千葉県東葛北部地域の中核病院として、がん診療や救急医療を担っています。

これらの多様な環境で経験を積めることは、薬剤師として幅広い視野とスキルを身につける上で、他にはない大きな魅力となります。

薬剤師の主な業務内容|患者さんに寄り添うチーム医療

慈恵大学病院の全ての病院において、薬剤師はチーム医療のキーパーソンとして活躍しています。

  • 病棟薬剤業務: 全ての病棟に担当薬剤師が配置され、入院患者さんの薬物療法に深く関与します。医師の回診や多職種カンファレンスに同行し、その場で処方提案や情報提供を行います。
  • 専門領域での貢献: がん、緩和ケア、感染制御、栄養サポート(NST)、移植医療など、各病院の特色に応じた専門領域で、高度な薬学的管理を実践します。
  • 治験・臨床研究: 大学病院として、新しい医薬品や治療法の開発に繋がる治験(臨床試験)を数多く実施。未来の医療を創るプロセスに直接関わることができます。
  • 教育活動: 薬学生の実務実習の指導や、後輩薬剤師の育成にも積極的に関わり、慈恵の精神と知識・技術を次代に伝えていきます。

プロフェッショナルを育む慈恵の教育体制

「病人を診る」ことのできる優れた医療人を育成するため、慈恵大学病院では手厚い教育体制が整っています。

  • 体系的な新人研修: 入職後の集合研修では、慈恵の理念から医療安全までを学びます。配属後は、経験豊富な先輩がマンツーマンで指導にあたる「チューター制度」があり、安心して業務を習得できます。
  • キャリアアップ支援: 定期的な面談を通じて、一人ひとりのキャリアプランに合わせた目標設定と、その達成に向けたサポートを行います。
  • 専門・認定薬剤師の取得支援: 病院として、がん専門薬剤師をはじめとする各種専門・認定資格の取得を全面的にバックアップしており、専門性を高めたいという意欲に応えます。
  • 大学院への進学: 臨床業務と並行して、大学院に進学し、研究者としてのキャリアを追求する道も開かれています。

募集要項の概要と選考プロセス

ここでは、一般的な募集要項の概要についてご紹介します。

  • 採用主体: 学校法人慈恵大学
  • 募集職種: 主に常勤の薬剤師(常用職員)としての採用となります。
  • 応募資格: 薬剤師免許を有する方、または取得見込みの方。
  • 選考プロセス: 一般的に、「書類選考」→「筆記試験(専門知識、英語、小論文など)」→「複数回の面接」という流れで実施されます。面接では、専門知識やスキル以上に、「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神への深い共感と、患者さんに寄り添う姿勢が重視されます。

まとめ:「病人を診る」薬剤師として、医療の原点に向き合う

慈恵大学病院でのキャリアは、単に最先端の薬学知識を追い求めるだけではありません。医療の原点である「病人を診る」という姿勢を深く胸に刻み、一人の人間として患者さんと向き合い、その人生に貢献する、非常に尊い仕事です。

科学的知見と温かい人間性の両方を大切にしたい。そんな想いを持つ薬剤師にとって、慈恵大学病院は、その理想を追求するための最高の舞台となるでしょう。

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黒岩満(くろいわみつる)
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