2025.06.08

淀川キリスト教病院の薬剤師採用情報｜全人医療の精神で、専門性を育むキャリア

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大阪市北東部の地域医療を支える中核病院として、長年にわたり質の高い医療を提供し続けている淀川キリスト教病院。その根底に流れるのは、単に病気を治すだけでなく、患者さんの心や生活、そして魂にまで寄り添う「全人医療」というキリスト教の精神です。

この温かい理念のもと、薬剤師は薬物療法のプロフェッショナルとして、そして医療チームの心強い一員として、患者さん一人ひとりの人生を支える重要な役割を担っています。

この記事では、専門性を高めながら、人間味あふれる医療を実践したいと考える薬剤師の方へ、淀川キリスト教病院で働くことの魅力、その特色ある業務内容、そしてキャリアを築くための環境について詳しくご紹介します。

Contents

「全人医療」を支える薬剤師の役割と使命

淀川キリスト教病院における薬剤師の役割は、薬を正確に調剤することに留まりません。「全人医療」の理念に基づき、患者さんの身体的な苦痛だけでなく、精神的な不安や悩みにも耳を傾け、その人らしい生活を送れるよう薬学的側面からサポートすることが求められます。

そのため、医師や看護師をはじめとする多職種とのカンファレンスや回診に積極的に参加し、密に連携することが日常の風景となっています。ここでは、薬剤師は単なる「薬の専門家」ではなく、患者さんを全人的に支えるチームに不可欠な「パートナー」なのです。

淀川キリスト教病院では、総合的な医療に加え、特に専門性の高い分野で薬剤師が活躍しています。

病棟薬剤業務： 全ての病棟に担当薬剤師を配置し、入院患者さんの薬物療法を包括的に管理します。ベッドサイドでの丁寧な服薬指導を通じて、患者さんとの信頼関係を築くことを大切にしています。
特色ある専門領域への貢献：
- 緩和ケア・ホスピス： 病院の大きな特色の一つである緩和ケアにおいて、薬剤師は疼痛コントロールや症状緩和のための薬物療法の中心的な役割を担います。患者さんとそのご家族のQOL（生活の質）を最大限に高めるための、深い知識と温かい心が求められます。
- 周産期医療： 妊婦さんや授乳中のお母さん、そして新生児への安全な薬物療法を実践するため、専門的な知識を活かして治療に貢献します。
- がん化学療法： 外来化学療法室や病棟で、治療スケジュール（レジメン）の監査、抗がん剤の無菌調製、副作用マネジメントなど、質の高いがん薬物療法を支えます。
チーム医療への参画： 上記以外にも、感染制御チーム（ICT）や栄養サポートチーム（NST）など、様々な医療チームで専門性を発揮しています。

職員一人ひとりの成長を、病院全体で大切に育む文化が根付いています。

手厚い新人教育プログラム： 新人薬剤師には、集合研修と各部門をローテーションするOJTを組み合わせた、きめ細やかな教育プログラムが用意されています。経験豊富な先輩がマンツーマンで指導にあたるため、安心して専門的な知識と技術、そして「全人医療」の精神を学ぶことができます。
継続的な学習支援： 定期的な勉強会やジャーナルクラブ（論文抄読会）が活発に行われるほか、学会や外部研修への参加も積極的に奨励されています。常に最新の知識を学び、自らを高め続けられる環境です。
専門・認定薬剤師の取得支援： 病院として、がん専門薬剤師や緩和薬物療法認定薬剤師など、各種専門・認定資格の取得を全面的にバックアップしており、専門家としてのキャリアアップを目指せます。

ここでは、一般的な募集要項の概要についてご紹介します。

募集職種： 主に常勤の薬剤師（正職員）としての採用となります。
応募資格： 薬剤師免許を有する方、または取得見込みの方。
選考プロセス： 一般的に、「書類選考」→「筆記試験（専門知識、小論文など）」→「複数回の面接」という流れで実施されます。面接では、専門知識やスキルに加え、コミュニケーション能力、そして何よりも病院の理念である「全人医療」への共感が重視されます。
福利厚生： 各種社会保険完備、退職金制度はもちろん、職員寮や院内保育所など、職員が安心して長く働き続けられるための福利厚生が充実しています。