お役立ち情報
PR

薬剤師転職の「給与交渉」。「基本給」に着目すべき理由とは

kusuri0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

薬剤師として転職活動を行う際、給与条件は非常に重要な判断材料の一つです。多くの方が、提示される「年収(総額)」に注目しがちですが、その内訳である「基本給」がいくらになっているのかを正しく把握し、場合によっては「給与交渉」の対象として意識することは、長期的なキャリアを考える上で非常に重要です。

転職時の給与交渉と「基本給」の重要性

薬剤師の転職において、給与は「基本給」の他に、「薬剤師手当」や「役職手当」、「地域手当」といった各種手当、そして「賞与(ボーナス)」などで構成されています。提示された年収(総額)が高い場合でも、その内訳を詳しく確認してみると、「基本給」は低めに設定され、手当の部分で調整されているケースも少なくありません。なぜ、この「基本給」に注目すべきなのでしょうか。

「基本給」が将来の収入に与える影響

「基本給」は、単なる月々の給与のベースとなるだけでなく、多くの企業(病院・薬局)において、賞与(ボーナス)や残業代、さらには将来的な退職金を算定する際の「基礎」となる金額です。例えば、賞与が「基本給の○ヶ月分」という形で支給される規定の場合、「基本給」が低ければ、年収(総額)が高くても、賞与額は想定より少なくなる可能性があります。また、残業代の単価も「基本給」を基に計算されるため、同様に影響を受けます。

「給与交渉」における「基本給」の位置づけ

「年収(総額)」の交渉には応じてもらえても、「基本給」そのものの「給与交渉」は、実は難しい場合があります。なぜなら、企業側には、既存の社員との公平性を保つための「給与規定(給与テーブル)」が存在することが多く、「基本給」は昇給などとも連動する組織の根幹となる数字であるため、個別の交渉で安易に変更することが難しいためです。

「交渉」の前に、まずは「内訳」の確認を

したがって、「給与交渉」として「基本給」の引き上げを一方的に要求する前に、まずは内定(オファー)面談などの場で、提示された年収の「内訳」を正確に確認することが非常に重要です。「基本給」はいくらで、各種手当(薬剤師手当、役職手当、固定残業代など)はそれぞれいくらなのか、そして賞与の算定基準はどうなっているのか。これらの情報を明確に把握することが、交渉のスタートラインとなります。

「基本給」が低い場合の交渉の視点

もし、提示された「基本給」がご自身の想定よりも低かった場合、どのように考えれば良いでしょうか。「基本給」そのものの引き上げが難しい場合でも、年収総額がご自身の希望に見合っているのであれば、他の手当での調整が可能か、あるいは、将来的な昇給(評価制度)の見込みはどうなっているのか、といった「総額」や「将来性」の観点から、条件のすり合わせを試みるアプローチもあります。

デリケートな「基本給」交渉と転職エージェントの役割

とはいえ、こうした「基本給」の内訳の確認や、それに基づく交渉は、ご自身で応募先に直接行うには「気まずい」「言いにくい」と感じる薬剤師の方がほとんどではないでしょうか。「お金の話ばかりして、印象を悪くしないだろうか」という不安もよぎるかもしれません。

専門家による交渉サポートという選択肢

転職エージェントは、単に求人を紹介するだけでなく、こうしたデリケートな条件(基本給の内訳や交渉)を、皆様に代わって行う役割も担っています。薬剤師専門の転職エージェントであれば、業界の給与相場や、各企業・病院の給与体系(基本給と手当のバランス)に関する情報を持っている場合があり、客観的な視点から交渉をサポートできます。ご自身のキャリアと待遇をより良いものにするために、こうした専門家のサポートを活用することも検討してみてはいかがでしょうか。

薬剤師の転職活動や面接対策におすすめ

転職エージェントの紹介

「おすすめの転職エージェント」を使えば、
転職活動を優位に進めることができます。

おすすめ1
1.ファーマキャリア
おすすめ2
2.ファルマスタッフ
おすすめ3
3.アポプラス薬剤師
代理人を介した転職活動で採用効率UP
薬剤師の面接対策を業界別に読み解く

業界別の面接対策

pharmaceutical
1.製薬会社
pharmacy
2.調剤薬局
drugstores
3.ドラッグストア
hospital
4.病院
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
好きなアニメは、薬屋のひとりごと。
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました